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嫁姑問題と夫~嫁姑問題から逃げないで

嫁姑問題から逃げないで

「お願い。嫁姑問題から逃げないで」
世の中の嫁達は、何を差し置いても、とりあえずこの一言を一番先に言いたいと思っているのではないでしょうか?

世の中の夫の皆様が、お仕事で忙しいのは、充分よくわかります。それに、女同士のごちゃごちゃした諍いの仲裁なんて、よく分からない世界だし、面倒くさいのもわかるのです。でも、その仲裁、他の誰がやるんでしょうか? 一番適任かつその解決責任のある人は、誰でしょうか?

「うちのオカンも悪気がある訳じゃない」
「うちのオカンのすることは、無視すればいい」
「うちのオカンの言うことは、適当に聞き流しておけばいい」
これらの言葉は、嫁にとって本当につらいです。絶望すら感じる妻さえいます。

世の夫の皆様。
「悪気がなかったら何をしてもよい」ということではないことは、重々承知なのでは? ただ、「オカンとヨメの問題をこっちにふるなよ。めんどくさい」と思っているだけでは?
嫁、姑、夫の関係を考えた場合、お姑さんと夫のみが血縁関係にあります。長い年月の「あ、うん」の呼吸もあるでしょう。そしてその根底には「絶対的愛情」もあるでしょう。ぜひ、それを考えて、夫の皆様には妻寄りのスタンスを取って欲しいなぁと思います。それでようやく三者の関係がイーヴンに近づくような気がします。 しかし、もちろん、「だから夫は、100%嫁の味方をしろ」という訳ではありません。 確かに、世間では「嫁」と「姑」とはなかなか相容れない存在同士だと言われています。

だからといってそれに乗じて、嫁が、あからさまに嫁実家のみを優遇する事ような態度をとっても、嫁の味方? 姑の存在を「気疲れするし、面倒だし」とないがしろにして排除しても、嫁の味方? 「母性本能だから、姑嫌いは仕方ないの! 別に何かされたわけではないけれど孫には会わせない。抱っこさせない」と言っても、嫁の味方?

それは 違いますよね?

もちろん、姑舅が、嫁に酷い言動をしていたならば、当然そのような拒否反応もでるでしょう。
でも、私たちは「人間」です。全ての言動をその場に一番ふさわしいパーフェクトなものにするといったことは非常に難しい。よほどの人格者でないかぎり、そう言えるのではないでしょうか?
一つや二つ、産後に姑から無神経なことを言われ、「ほーら、待ってました!絶縁! 絶縁!」「孫には会わせない」「孫を抱かせない」というのは、人としてちょっと幼稚な思考とも言えると思うのです。
「ちょっとした苦手意識やつきあいの面倒さから、あからさまに姑と疎遠にし、つきあいを極端に減らす。一方で嫁の家族とは結束を固めていく」ということを黙認していくというのは、果たして正しい「家族のあり方」なのでしょうか?
そこの辺りを、ぜひ上手にマネージメントして欲しいと思います。

あくまで、平等に。気持ちは妻よりに、がうまくいくのではないでしょうか。
また、「妻よりのスタンスをとる」というのも、実はなかなか難しいものがあると思います。妻よりのスタンスを取りすぎることで、余計に実母(お姑さん)の気持ちを過剰に傷つけ、その結果、その怒りの矛先が妻に向かうことも多くあります。 今の状況、嫁姑の精神状態、そして今後の展開を見極め、バランス良く気配りすることが大切なんですよね。妊娠前にも気配りは重要だとは思うのですが、孫の誕生により嫁姑の関係が不安定になっていくことが多いので、赤ちゃん誕生後はより細かい気配りが必要になるんじゃないでしょうか。 基本的に、子育てに関することは、「妻」と「自分(夫)」が決めることですよね。 その意識をしっかり持って、実母(お姑さん)には、「有り難う。でも、自分と妻でがんばってみるよ。何か困ったことがあったら、お母さんを頼るからよろしくね」というスタンスでいればうまくいくことが多いのではないかと思うのです。


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